黄落の道にて人のもし問わば…平成26年秋彼岸会
黄落の道にて人のもしとわば 浄土とやらの夕焼けをみに
この歌は私が修業中にお世話になった老師様が御詠みになったものです。お彼岸の中日には太陽は真東から登り、真西へと沈みます。
毎年、お彼岸のお中日には皆さまと共に彼岸会の法要を修行いたしております。龍前院のご本尊・阿弥陀如来様、また、お釈迦様へと
お参りした後、沈みゆく夕日を見ますと、「この夕日の向こうに浄土があるのだな」という思いと共に、冒頭の老師の歌を思い出し
手を合わせずにはいられません。
先にみ仏の元へといかれた故人の安寧を願うことは、誰にでもある尊い思い・願いでありましょう。お彼岸会では故人への
ご回向はもちろんのこと、私たちがみ仏の教えに親しむことも大切な修行であります。
龍前院ではお彼岸会では法話・ご法要ののち、坐禅会も併せてしております。また、行事の後に茶話会をして普段中々聞けない仏事の質問
にもお答えをしております。どうぞ、お気軽に皆さまお参りください。 (泰然記)